3DモデリングソフトFusion 360もだいぶ使いこなせるようになってきたので、
ボディーを再設計して 使い勝手がイマイチなところ の改良を行いました。
今回はボディー側に全ての部品を配置し、上からボタンを被せる構成にしました。
基盤は前回作成したものを流用します。
ボタンをボディーに固定するには、ボタン側の両サイドのツメをボディーに引っ掛けて、下からネジ1本で止めます。
前回の押しにくかったボタンの切り込みの長さは3.5cm。
今回はその倍の7cmにしてみました。
ボタンの先から6cmの間であればどこを押してもクリックできるようになりました。
これは大成功です。
また、上の画像だと見にくかったですが、ボタンの面を指の当たる部分を凹ませて持ちやすくしています。
1段階斜めに角度を入れてエッジが床に引っかからないようにしました。
たったこれだけで引っかかりも耳障りな音もなくなるんですね。
これも大成功です。
ボディーは厚みを1mmから1.5mmに。
ボタンは1.5mmにすると重くなりそうだったので1mmのまま、印刷時の積層方向と垂直になるよう裏側に補強を入れました。
切り込みが長くなったので補強を入れてもクリックは軽かったです。
強度はしばらく使って確認しようと思います。
一番気に入らなかった後ろ側のぷっくりした部分をシュッとさせました。
5mmほど低くしたら、手首を床につけて持った時の手のひらへの圧迫もなくなりました。
ついでに
も行っています。
消耗パーツ(マイクロスイッチ、エンコーダ)を交換する時に基盤の半田付けをしなくて済むよう、はめ込み式にしてみました。
PLAのツメの部分が固く、マイクロスイッチは取り付けにくい&取り外しにくいです。
また、エンコーダは軸がブレると「ガリガリ」と異音が出るので、基盤につけてネジでシャーシにしっかり固定した方が良かったかもしれません。
印刷時にPLAが多く必要となるためマウスが重くなるし、ネジ止めのような位置や高さの微調整ができないなど、パーツ交換頻度が低いことを考えるとデメリットばかり目立ってしまう結果となりました。残念。
前回はサイドホイールの固定が不安定だったので別の仕組みに変更してみました。
ホイールに軸を挿した状態だと取り付けられないので、まずホイールを入れて上から軸を挿します。
その後上からエンコーダ用ケースにエンコーダを入れてネジで固定します。
ホイールの軸が折れない限り安定して使えそうです。
フィラメントの色はオレンジに決定。
少し派手ですがとてもいい色、と自分に言い聞かせています。
通常のPLA素材は印刷するとギラギラするので、マット(つや消し)のオレンジを選んだつもりでしたが、間違えて普通のフィラメント(ツヤあり)を買ってしまいました。。
もったいないので無くなるまで使いますが、ちょっと残念です。
今回は0.3mmノズルで印刷しました。
0.3mmでもそこそこ細かい部品が印刷できるし、今のところ印刷中の詰まりもなく安定して印刷できているので個人的には0.3mmがちょうどいいです。
0.2mmだと印刷時間が長くなってしまうのと、10時間を超える印刷になるとほぼ途中でノズルが詰まって失敗してしまいます。温度を変えたり速度やリトラクトを変えたり色々やってみましたが、どうもうまく行かないです。
後ろ側のボディーとボタンの境目部分。
印刷後に削って整える時にカーブしている部分に出た積層の段差をついつい削りすぎてしまい、右側に少し隙間ができてしまいましたが、まぁまぁの出来じゃないでしょうか。
ボディーとボタンを別の色で印刷すると目立たないかも。