Explorer Construction のオプションを設定するには、ExpConst11.exe を実行します。
ExpConst11.exe はオプションを設定するためのアプリケーションであり、設定後は普段起動しておく必要はありません。
タブ構成
全般
コマンドバーを隠す(C) ※ Windows 11のみエクスプローラの上部にあるコマンドバー(下図の赤枠部分)を非表示にします。
普段ショートカットキーでファイル操作を行っている人はコマンドバーの使用頻度は低く、コマンドバーを常時表示しておく必要はありません。
不要なコマンドバーを非表示にすることでスペースを有効活用できます。
コマンドバーあり
コマンドバーなし コマンドバーを再表示する操作:
隠したコマンドバーを一時的に表示させる操作を選択して下さい。
[ALT] キーでコマンドバーを表示
タイトルバー上でマウスホイール回転(↓で表示、↑で非表示)
- [ALT] キーを押すとコマンドバーが表示されます。
- コマンドバーがフォーカスを失うと非表示になります。
- タイトルバー上にマウスカーソルがある時に、マウスホイールを回転させてコマンドバーの表示を切り替えます。
- ホイールを下方向に回転させるとコマンドバーが表示されます。
- ホイールを上方向に回転させるとコマンドバーは非表示になります。
- コマンドバーがフォーカスを失うと非表示になります。
ツールバーの高さの調整:
通常は 0 のまま使用して下さい。
今後のOSアップデートでのUI仕様変更等で高さが合わなくなったときに、調整できるよう設定欄を用意しています。
ファイルやフォルダのドラッグ開始方法を変更する(D)ツリービュー、リストビュー内でのドラッグ開始方法を変更します。
本設定を有効にすると、[CTRL] キー か [ALT] キー を押しながらでないと、ファイルやフォルダのドラッグ処理がブロックされるようになります。
など、意図せずフォルダの移動が開始された といった経験がある方は一度お試しください。
- クリック したつもりが ドラッグ&ドロップ してしまった
- マウス移動中にマウスがキーボードに接触して、ドラッグ&ドロップ してしまった
[CTRL] キー や [ALT] キー を押さずにドラッグを開始しようとしたときは以下のような警告メッセージがポップアップしてドラッグは開始されません。
警告メッセージ
警告メッセージは4秒経過すると自動的に消えますが、キーボードの任意のキーやマウスクリックでも消すことができます。
[CTRL] + [ENTER] キーで、現在のフォルダでコマンドプロンプトを起動する(R)
現在エクスプローラで開いているフォルダをカレントディレクトリとして、コマンドプロンプトを起動することができます。
[CTRL] + [SHIFT] + [ENTER] キーで、現在のフォルダでコマンドプロンプトを管理者権限で起動する(A)
現在エクスプローラで開いているフォルダをカレントディレクトリとして、管理者権限でコマンドプロンプトを起動することができます。
ツリービュー
ルートアイテム(デスクトップ)のラインを非表示にする(R)ツリービューのルートアイテムのラインを非表示にして、1ライン分左側のスペースを節約します。
表示(標準) 非表示
サブフォルダが存在するフォルダのマークを常に表示する(S)フォルダアイコンの左側にあるマークを常に表示し、サブフォルダを含むフォルダであるかを常に確認することができます。
マーク
項目の階層を示す線を表示する(L)フォルダアイコンの左側に、階層を示す縦線を表示します。
線あり
リストビュー
フォルダ変更後にリストビュー内でアイテムが何も選択されていない場合は、先頭のアイテムを選択する(F)
通常、フォルダを開いた直後はリストビューのアイテムは何も選択されておらず、先頭にあるフォルダやファイルを選択したい場合、スペースキーやカーソルキー等を押してリストビューにカーソルを表示させる必要があります。
本設定を有効にすると、フォルダを開いた時にリストビュー内でアイテムが何も選択されていない場合は、先頭のアイテムを選択状態にします。
PCフォルダを開いたときは指定したドライブを選択する(D)
本設定を有効にすると、PCフォルダ(ツリービューでデスクトップの直下にあるPC)を開いた時にリストビュー内でアイテムが何も選択されていない場合は、ここで指定したドライブが選択されます。
リストビュー内で SHIFT + ENTER キーを押すと次のプログラムで開く(A)[SHIFT] + [ENTER] キーを押した時に、特定のプログラムで選択中のファイルやフォルダを開くことができます。
例えば、プログラムにテキストエディタを指定した場合、bat ファイルを [ENTER] キーでは実行し、[SHIFT] + [ENTER] キーではテキストエディタで編集する、といった使い方ができます。
複数のファイルやフォルダが選択された状態では、選択されている全てのファイルが対象となります。
また、何も選択されていない状態では、現在のカレントフォルダが対象となります。
ファイルとフォルダそれぞれに対し、起動するプログラムと起動時の引数を指定します。
プログラム引数
- 起動するプログラムを直接記述するか、[...] ボタンをクリックしてファイルを選択して指定してください。
- 環境変数(例:%WINDIR%)を利用できます。
- 選択中のファイルやフォルダを %1 または %3, カレントフォルダを %2 または %4 で指定します。
%1 と %2は、パスの前後の "" の要否を Explorer Construction が自動で判別し、%3 と %4 は、パスの前後に "" が付かない文字列に置き換えられます。
引数に指定した文字 対象のファイル/フォルダ 置換後の文字列 %1、%2 C:¥Windows C:¥Windows C:¥Program Files "C:¥Program Files" %3、%4 C:¥Windows C:¥Windows C:¥Program Files C:¥Program Files
- 引数の設定例として、(有)サイトー企画の 秀丸エディタ を例にすると、ファイルとフォルダのプログラムに Hidemaru.exe のフルパスを指定し、ファイルの引数に %1 を、フォルダの引数に /g を指定すると、ファイルは秀丸エディタで開き、フォルダまたは何も選択されていない状態で [SHIFT] + [ENTER] キーを押せば現在のフォルダから「grepの実行」を起動することができます。
さらにフォルダの引数に /g /d %1 を指定した場合は、フォルダが選択されていない状態では現在のフォルダから「grepの実行」が起動し、フォルダが選択されている場合はそのフォルダから「grepの実行」が起動するようになります。